やっぱりユーチューバー嫌い

引っ越しが今週末に迫った。荷造りは60%といったところだ。ソファに脱ぎ散らかした服とシンクにたまった洗い物を横目に、俺はプロスピに勤しんでいる。ギリギリでいつも生きていたいから。嗚呼。

ユーチューバーにもいろんな人間がいるだろう。見たら見たで面白い人もきっといると思う。そこで自分はなぜ彼奴等を嫌悪するのか、その理由を考えてみることにした。この間にも引っ越しへのタイムリミットは刻一刻と迫っている。

まずサムネイルのでっかい赤やら黄色の文字が無理。超絶!閲覧注意!衝撃!ド派手に盛ったタイトルも無理。こんな動画が「あなたへのおすすめ」に続々と出てくる。YouTubeの大きなお世話である。

食わず嫌いは良くねえなと、何本か見てみることにした。YouTubeで「ユーチューバー」と検索してみる。キングコングの梶原が出た。芸人やめてユーチューバーに転向したらしい。クソほどの興味もないが、赤いジャージに白いタオル巻いてカメラ目線の男をクリックしてみる。中身はなかった。有名な芸人をゲストに呼んでひたすらヨイショして裏話のそこそこを引き出して10分。「ピーマンかよ…」と中身スッカスカの野菜の名前をつぶやいて1stチャレンジは終わった。

次にレペゼン地球を見た。今まさにホルモンを巻き込んで炎上中の彼ら。とりあえず…炎上してるパワハラのアレを見る。

プロレスである。ボロカスに叩かれてるけど、多分生き残る気がする。レペゼンもホルモンもね。大衆をバカにしてるんじゃなくて、大衆がバカだってのをしっかり分かった上でやってるんだと思った。重箱の隅までつっつかないと気が済まない、140文字以内の少ない情報でしか物事を判断できない、どんだけやらかしても盲信から抜け出さない、それぞれのおバカさんたち。疑えよもっと。こんだけ賢そうな男が炎上の程度を予想してないわけがないだろう。ホルモンが敵に回ったわけではないし、彼らの敵はバカばっかりだし、こういうプロレスが好きな人は一定数いるし、DJ社長って人の台本中では想定内だろう。うーん、強か。

前述のよしもと芸人よりもこっちのが面白いことしてるね。破天荒だけどギットギトに中身が詰まってて。殴り合いは派手な方がいいよ。武器を持たなくなった人間だからこう思うんだろうけど。

その勢いで彼らの曲を何個か聞いてみた。本当のところDJグループなんだってね。YouTube主戦場にしてるならユーチューバーなんだろうけど。ああ、やっぱり、聴く前からなんとなく分かってたけど、嫌いだわ。うん。やっぱりユーチューバー嫌い。