くもり空から

里崎ちゃんねるを見ていて気付いたこと。彼の「こんにちは」はそこそこにクセがある。文字に起こすと「うんちょっ!」である。体育会系の挨拶は総じて音節が2つ。ところによっては1つだったりもする。以下例。

「おはようございます」→「デァース」

「こんにちは」→「うんちゃー」、「チャッ」

「こんばんは」→「ンボヮー」

「ありがとうございます」→「ありゃぁす」

「失礼します」→「セィシャス」

「はい」→「はい」

「いいえ」→「イエッ」

「すいませんでした」→「スァセンシタ」

なお、上記のほとんどは目上の人間に対しての業界語である。目下に対してはほぼほぼ「うぃ」か「ゼィース」。「うっす」の派生形みたいなものだろう。

環境によって違いもある。知人の部活は先輩後輩関係なく殆どの挨拶が「ウッス」だったらしい。これには「あらゆる挨拶を発しやすい言葉一つにまとめることで会話がスムーズになり、効率がよくなる」という理由があるらしい。ほんとかよ。

反対にあらゆる挨拶をきっちり一言一句言わなければならないというところもあった。「うんちゃっ!」などと言ったら「なんやそれは!ちゃんと言え!」と叱責されるそうな。しかもそれを全員で徹底するから、監督がみんなの前で何かしらありがたいお言葉をいただいた時なんかには、何十人分のハキハキした「ありがとうございます!」がきっちり揃って聞こえるそうな。

ちなみにうちの会社も体育会系あがりが多いから、社長専務含め上司先輩にもこれでほぼ通じる。でもバリバリの文化部や帰宅部出身者はわりかしちゃんと挨拶してる。その方がもちろん良いんだけどね。なんせ社長専務も野球部出身だし…。残業の多さや詰め詰めの予定とかそういうとこにも出てるよな、体育会的意識。美しいとは思わん。が、否定しきれないところが、体育会系出身のやなところですわな。