それなりに面倒くさい

せっかくなので、ライブの企画なんてしようと思った理由をいくつか書いておく。

 

時が変われば人が変わり、人が変われば環境が変わるもので、既存のシステムにいつもどおり〜と乗っかっていると次第にズレが生じてくる。気付けばなぜその形式に落ち着いたのか、背景どころか理由さえわからなくなり、ルールを守ることそのものが目的となってしまいかねない。我が母校のOBライブは、初めは1人のOBが現役生に働きかけ、大学の教室で細々と始めたものらしい。いつしかOBの絶対数も増えるにつれ、「卒業してから3世代まで」「4回生が所属していたバンドのみ」と滞りなく開催するためのルールが加えられていった。OBが幹事として主催していたのも、学務課やその他の行事との兼ね合いにより、現役生の幹部が主催として行うようになった。

現在TGU軽音楽部の所属数は約40人。5年ほど前に比べると半分以下となった。現役生が教室にて準備その他段取りを行う体力はなく、試験的な試みも含め、2017年はライブハウスでの開催となった。これも人の変化に伴う環境の変化と言えるだろう。

今回企画ライブ形式とはいえ、卒業して4年経つ自分が企画するに至ったのは、「本来誰でも主催出来る」ということが大きな理由だ。必ずしも現役生が行う必要はなくて、OBが内々で行うのが現状の最善と思う。今後OBライブがどのように行われていくのか、判断が実質現役生に委ねられているという現状は正直重いと思うが、いずれダンコたる決意が必要になるだろう。「もうやらない勝手にOBでやってくれ」くらい言えたら良いのだけれど。となると、OBが誰かしらから歩み寄るのが最善か、共同主催が妥当な線なのだろうか。

 

とはいえこの度の開催にリスクはあった。企画形式は初めての試みであったため、バンドがどれくらい集まるか見当が付かなかった。ここをクリアー出来たのは大きい。結果としては9バンド。昼からリハして最終20時頃に終えられる段取りが組めた。10バンド前後という読みに間違いはなかった。やったぜ。

 

しかし、げに恐ろしきは先輩後輩問わずの同調圧力じみた出しゃばんなオーラだったかもしれない。真の老害とは彼奴らのような存在であると、ここに断言しておく。思ったより感じなかったから、みんな少し大人になったんだろう。。。